航空機にとって安全性の確保と軽量化が至上命題である。まず、事故率低減の変遷を紹介し、それを実現させた事故原因解析とその解決策の実施および安全性の確保について解説する。また、軽量化推進のために安全率が低く設定されているために、実機での破壊試験の実施が求められ型式証明を取得した機体のコピーを製造できる能力が求められる背景を紹介する。
次に、近年の動向として制御系が重要になりつつあることを紹介するとともに、ティアー1の影響度が大きくなっていることも紹介する。
まとめとして、航空機産業への参入するために、担当部位が何であろうが参入形態はどうであろうが、まずは参入を果たし独特のカルチャーに慣れることが重要であることを述べ、業界へのチャンネル作りの重要性を紹介する。
主催 | まんてんプロジェクト |
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日時 | 2017年4月14日(金) 13:00~14:30 |
会場 | 東京ビッグサイト 会議棟6F 会議室606 |
講師 | 公益社団法人 日本航空技術協会 シニアコンサルタント 末永 民樹 氏 |
定員 | 約120名(聴講無料、事前登録制) |
1968年 | 大阪府立大学航空工学科卒業 日本航空(株)入社。 整備の現場、技術部、運航技術部、運航乗員訓練部シミュレータ管理室、技術研究所、運航乗員訓練部地上教官室 |
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2006年 | 公益財団法人JAL財団。 JAL財団在職中、航空保安大学校非常勤講師、宇宙開発事業団(NASDA)主任研究員、地球科学技術総合推進機構(AESTO)主幹研究員などを兼務。主に、航空機の運航技術、地球環境問題 (大気化学) を担当。 |
2014年 | 公益社団法人 日本航空技術協会 シニアコンサルタント、現在に至る。 |
公益社団法人 日本航空技術協会
シニアコンサルタント
末永 民樹 氏