セミナー情報

特別講演

定員:約80名 聴講無料、事前登録制
※当日キャンセルがある場合、当日受付を行う場合があります。

特別講演の聴講を希望される場合は、下記登録ボタンより聴講登録へお進みください

第3展示館 テクニカルワークショップ第2会場 第3展示館 テクニカルワークショップ第3会場
7月6日(水) 11:00〜12:00 3Dプリンティングフォーラム 特別講演
『AMを活用したものづくり革新に向けて ~Kansai-3D実用化プロジェクトのこれまでと今後について~』
Kansai-3D実用化プロジェクト
・近畿経済産業局 地域経済部
 次世代産業・情報政策課 課長補佐
 砂川 由佳 氏
・一般社団法人日本AM協会 澤越 俊幸 氏

海外で加速するAM(3D積層造形)を活用したものづくりに対応するため、2019年に経済産業省近畿経済産業局は「Kansai-3D実用化プロジェクト」を立ち上げ、AMプロセスPoC支援等様々な支援を実施してきました。2022年4月から本プロジェクトの運営主体を新たに設立された(一社)日本AM協会に移行し、民間主導で活動の幅をさらに広げていきます。日本の製造業の生き残りに向け、AMに取り組む、これまでの取組内容やその成果等についてご紹介します。

13:00~14:30 自動車部品製造技術フェア特別講演
『自動車産業のCASE展望』
一般社団法人日本自動車部品工業会 技術担当顧問 松島 正秀 氏

自動車産業は急激に電動化へ舵を切り始め、多くの完成車メーカーが2030年を目処にEVを主流にする戦略を発表している。これを受けて電動駆動システムの開発競争が激しくなり、併せて自動運転技術も普及し始め、電動化と組み合わせた輸送サービスへの対応など新分野の開発も活発化している。

13:00~14:00 次世代プラスチック加工フェア特別講演
『ヘミセルロースを活用した100%生分解性・植物由来樹脂の原材料化・製品化までの一貫製造方法』
株式会社事業革新パートナーズ 代表取締役社長
茄子川 仁 氏

地球温暖化による気候変動が益々身近な問題になっています。その原因である二酸化炭素の排出量を抑制するため、また環境汚染を防ぐため、石油由来プラスチックを減らし、樹木・植物由来樹脂の活用が急速に広がっています。金型・成形などの素形材産業が、この植物由来原料を新たな成長のチャンスとする可能性について、実例を交えて解説します。

15:00~16:30 3Dプリンティングフォーラム特別講演
①『AMビジネスのコストと品質 ー 投資の前にやっておきたい3つのこと ー』
テュフズードジャパン株式会社
アディティブマニュファクチャリング エキスパート
永野 知与 氏

AMビジネス開始の意思決定に必要なコストと品質についてお話しします。
・AMコストの成り立ち
・市場動向
・品質による成功例と失敗例

7月7日(木) 11:00〜12:00 3Dプリンティングフォーラム特別講演
②『AM品質保証の実際』
テュフズードジャパン株式会社
アディティブマニュファクチャリング エキスパート
永野 知与 氏

AMでのものづくりでは、買いたい企業も、作りたい企業も品質保証について不安をおぼえている企業が多いようです。AM製品の売買で成功している企業はどのような仕組みで品質保証を実現しているのでしょうか。AM品質保証の現場で実際に起きていること、そして品質保証の仕組みを作るためのよりどころや、品質保証を楽にするためのポイントについて解説します。

13:00~14:00 3Dプリンティングフォーラム特別講演
『AMによる新たなものづくり・ビジネスモデル構築に向けた取組み(Kansai-3D実用化プロジェクト)』
・近畿経済産業局 地域経済部 次世代産業・情報政策課 課長補佐
 砂川 由佳 氏
・株式会社南信精機製作所 技術部 設計開発課 課長
 加藤 和哉 氏
・株式会社山一ハガネ 営業企画本部 事業開発Gr 事業開発Sec
 セクションマネージャー
 小林 祐太 氏

Kansai-3D実用化プロジェクトでは、AMを活用した付加価値の高い部品開発や、AMならではの付加価値を生み出すデザイン・設計及びパーツ選定をシミュレーションにより突き詰める「Design for Additive Manufacturing(DfAM)」の導入に向けた検証を支援してきました。
今回は、実施企業及び導入支援者から、その取組内容や成果を発表します。

13:00〜14:00製造業DXフェア 特別講演
『製造業DX 工場をスマート化するための準備とは』
株式会社アイ・ピー・エス 事業開発室  室長 足利 国洋 氏

DXとはデジタルトランスフォーメーションの略ですが、トランスフォームするためにはデジタル化が必要です。製造業が工場をスマート化するために何から準備すべきか?について『データ』を熟知したIT企業の視点より「スマート工場とは?そのための第一歩とは?」を解説します。

15:00~16:00製造業DXフェア 特別講演
『熟練者の技術/経験を継承するデジタルレシピ生成』
~オペレータや加工設備に依存しないものづくり~

株式会社日立製作所 研究開発グループ
生産イノベーションセンタ 主任研究員
河野 一平 氏

■共生型ものづくりを実現するクラウドマニュファクチャリング
■デジタルレシピ生成技術の開発および実証事例
■デジタルレシピのソリューション展開 (熟練者技術/経験の継承)
コロナ禍や複雑化する欧州情勢などにより、サプライチェーンが大きく変化し、ものづくりを取り巻く環境は絶え間ない変化にさらされている。このため、産業・社会インフラのデジタル化を加速し、サプライチェーンの変化にフレキシブルに対応可能な生産システムの構築が求められている。
弊社では、これまで自社で確保していた4Mリソース(Man,Machine,Material,Method)を、複数企業間で相互融通する新しい生産システム「クラウドマニュファクチャリング」を提案している。そこで、熟練者ノウハウや加工設備に依存せず、どこででも高品質な製造を実現するデジタルレシピ生成技術を開発した。今回は、切削加工において、工作機械の特性を把握し、個々の工作機械に対し加工条件を最適化する切削デジタルレシピ生成技術の開発ならびに実用事例について紹介する。

15:00~16:00(一社)型技術協会主催 金型サロン in 名古屋
『カーボンニュートラルを目指したトポロジー最適化による構造の軽量化・高性能化』
京都大学大学院
工学研究科 機械理工学専攻 教授
西脇 眞二 氏

トポロジー最適化は、構造の形状と形態の変更を許容する最も自由度の高い構造最適化の方法である。本講演では、カーボンニュートラルを実現する一方策として、トポロジー最適化による対象構造の大幅な軽量化とエネルギ効率を目指した高性能化を行う方法を紹介する。すなわち、まずトポロジー最適化の基本的な考え方を概説するとともに、トポロジー最適化による性能を確保しながらの軽量化の方策、そして冷却性能を向上するための熱伝導・熱伝達の最大化を行う方策を説明する。さらに、簡単な設計事例により紹介した方法の有効性・妥当性を議論する。

※懇親会開催について
従来、「金型サロン」では講演会終了後に懇親会を開催しておりましたが、現時点では開催が未定となっております。
今後、政府および自治体等から発表される感染対策の基準を検証し、開催が可能と判断された場合は、『懇親会』開催の追加案内をさせていただきます。

7月8日(金) 11:00~12:003Dプリンティングフォーラム 特別講演
③『【こわさない】AM品質保証』
テュフズードジャパン株式会社
アディティブマニュファクチャリング エキスパート
永野 知与 氏

「こわしてみないとわからない」AM(3Dプリンティング)品質に困っていませんか?
・航空宇宙や自動車、医療機器などのAM最終製品
・金型には「こわさない」品質保証の方法があります。
顧客の不安を解消し、AM品質保証の選択肢を増やすことができる、「こわさない」AM品質保証について解説します。

13:00~14:003Dプリンティングフォーラム 特別講演
『世界のAM動向と、カーボンファイバー3Dプリンタの現在』(日本語講演)
マークフォージド ジャパン株式会社 代表取締役社長 トーマス・パン 氏

世界のAM業界では大きな業界の再編が起きている。金属から樹脂AMの企業まで、企業統合や買収も起きているが、実に様々な新素材や造形手法がどんどんと業界に参入し始めている。このAMの世界動向の中でも特に注目され始めている、カーボンファイバー3Dプリンタの現在に至るまでの短い歴史と最新の応用事例なども含めて、広範囲に解説をします。

〈講師 略歴〉

トーマス・パン (Thomas H. Pang, Ph.D.)

1989年: 米3DSystems社での3Dプリンタ素材の研究開発員。
1995年: スイスCiba-Geigy社の光造形樹脂研究開発センターの技術長。
2002年: スリーディー・システムズ・ジャパン(株)を設立し、代表取締役社長に就任。
2010年: 日本におけるプロトラブズ合同会社の社長及び、米国本社ProtoLabsの執行役員を兼任。
2018年: 米ゼネラル・エレクトリック社の日本統括責任者としてGEアディティブ事業部を立上げた。
2021年: 米マークフォージド社の日本統括責任者に就任、現在に至る。
学歴: カリフォルニア大学、物理科学学部、学士号取得/南カリフォルニア大学、高分子化学、博士号取得
13:00~14:30 (一社)日本工作機械工業会主催 特別講演
『工作機械を上手にお使い頂くために〜工作機械ユーザ向けメンテナンス講習会〜』
・元OKK(株)東京SE課長
 元OKKマシナリー
 タイランド工場長
 奥川 雅彦 氏
・安田工業(株)
 サービス部 サービス課(元サービス部長)
 嶋村 真 氏
・(一社)日本工作機械工業会
 サービス部会副部会長
 元東海大学工学部講師
 元(株)牧野技術サービス取締役
 松下 国弘 氏

工作機械や周辺機器の構造や取扱い上の注意点、設置環境が及ぼす影響、精度測定の基本、よくある不具合事例と予防策等、機械の所定性能を引き出し、安全かつ長期間ご使用頂くための知識をわかりやすくお伝えします。

15:00~16:00 次世代プラスチック加工フェア 特別講演
『バイオプラスチック射出成形技術・金型技術の世界最新動向~日米欧の得意技術をレビューする』
小松技術士事務所
所長・ものづくり名人
小松 道男 氏

2050年までに脱炭素社会を実現し、新規の海洋プラスチックごみを0にする世界公約を実現すべく各国のプラスチック業界では野心的な取組みが進んでいます。双方の社会課題を解決する最有力素材がバイオプラスチックであり、特に生分解性プラスチックの使いこなしが勝敗の鍵を握っています。
本講演では、日米欧のバイオプラスチック射出成形技術・金型技術に精通した世界的第一人者である小松氏が、日本では入手が困難な欧米での実状を多数の画像で紹介、客観的なレビューを行い、これからわが国が進むべき方向性について示唆を試みます。会期中に株式会社事業革新パートナーズブース(3-651)で生分解性プラスチック射出成形品の最新サンプルを展示します。

〈講師 略歴〉

公益社団法人日本技術士会フェロー
第7回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞受賞
文部科学大臣表彰 科学技術賞(技術部門)受賞
第1回気候変動アクション大賞受賞(環境大臣表彰)
第30回型技術協会技術賞受賞