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インターモールドテクニカルセミナー
第119回 インターモールド・テクニカル・セミナー
『高精度・高効率化を実現する金型生産に対応する5軸制御MCの活用テクニック ~新たなコンセプトで開発した5軸制御MCを用いた新たな金型生産技術の紹介~』
開催日時 | 2019年02月08日(金) 13:00~17:30 | ||||||||||||||
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講演内容とプログラム |
日本の金型産業は高い熟練技能がベースの生産技術を背景に高度な金型生産で世界のトップであることに変わりないが、今や、情報化時代を迎え金型生産はCAD/CAMに依存した生産方式から、更なるデータベースを重視したデジタル生産の傾向が強まり、生産現場の見える化で自動化が急速に進みつつある。 金型生産のデジタル化で生産技術の平準化が進み、海外生産拠点の展開が容易になり、同時に企業格差は縮小傾向にある。一方で、量産部品を切削、および3Dプリンタで行う生産方式の登場で量産手段は多様化しつつあり、金型依存からの脱却もなど金型に求められる条件は厳しさを増していることも事実である。 最近は、スマートフォンに始まった自動車など工業製品のスマート化は急速な拡大を見せ、コンピュータ関連のソフトとハードの需要は飛躍的に高まり、精密・微細部品を量産する金型の新たな取り組みが期待され、金型を取り巻く環境は急速に変化しつつある。金型生産設備は、高効率切削と工程集約効果を期待して従来の3軸制御マシニングセンタ(MC)から5軸制御マシニングセンタ(MC)への移行が始まっており、生産工程集約、切削時間短縮、高精度化などの効果が期待できる反面、適用工具、切削技術、プログラムなどすべての環境が整っているとは言い難いのが現状である。 そこで今回は、5軸制御MCを用いた金型切削技術について、ヤマザキマザック社のご協力を得て工具、切削技術、プログラミングなどについて実演を交えた内容で、とりわけ、小径エンドミルの高効率な切削を提案できるセミナを企画した。今回の会場をご提供いいただくヤマザキマザック社は、世界トップレベルの工作機械メーカとして知られており、精密加工や金型加工に特化した高速・高応答性・超精密加工機「UD-400/5X」を開発した。本セミナは、金型生産における5軸制御MCの適用に関する講演、この最新鋭の5軸制御MCによるプログラミング、切削実演、および切削サンプル紹介などを行う。 更に、小径エンドミル工具メーカの日進工具、および高精度なツーリングメーカMSTコーポレーション両社のご協力をいただき、5軸制御MC向け専用切削工具とツーリングの開発動向を紹介、5軸制御MCを導入、および更なる活用における有効な情報を具体的な内容で提供する。
【コーディネーター】 株式会社松岡技術研究所 代表取締役 松岡 甫篁 氏
第1セッション 『金型生産における5軸制御MC適用のポイント』 ㈱松岡技術研究所 代表取締役 松岡 甫篁 氏 5軸制御MCの導入と、情報化時代における新たな型生産の構築で変わる型生産技術について基本から実用段階まで提言する。 例えば、現状のエンドミル切削から新たに高効率化を指向する上で必要な条件、すなわち、エンドミルの機能と選択、実用的な切削データ構築などについて説明する。 精密・微細切削における5軸制御MCの適用で必要な機能、および3軸制御MCの切削における相違点と5軸制御MCの優位性について理論的に解説する。5軸制御MCの活用技術について、5軸制御むけエンドミル切れ刃形状、切削条件、工具軌跡などについて具体的に解説するが、スムーズな導入と活用の一助になれば幸いである。 第2セッション 『高速・高応答性・超精密 同時5軸制御 門形マシニングセンタ UD-400/5X』 ヤマザキマザック株式会社 技術本部 商品開発2部 部長 西田 貴美氏 金型や医療機器部品などの微細・精密加工の市場から、ミル加工による高い加工面品位の要求に加え、近年では生産性を向上させることも求められている。 微細・精密加工においては1本の工具での加工時間が長くなることから、切削時間を短縮することが生産性に大きく寄与する。 その為には高い応答性を持った高速・俊敏に動作できる工作機械が必要となるが、加工面の品位と高速性とはトレードオフの関係にあり、これらを両立させるためには困難な課題が存在する。この相反する厳しい要求に応えるためには、移動軸重量の軽量化と高剛性化、構造体の固有振動数向上、減衰率向上など工学理論に則って設計することになるが、既存の技術では既に限界に達しておりこの限界を大きく超える必要がある。そこで、当社が今まで培ってきた技術に最新技術をふんだんに取り込み、高速・高剛 性・高応答・高精度の同時5軸制御マシニングセンタであるUD-400/5Xを開発したのでご紹介する。 第3セッション 『5軸制御MC向けエンドミルの開発と有効活用』 日進工具株式会社 開発センター 開発部 研究開発課 遠藤 孝政氏 精密な金型加工分野で注目される5軸加工について、3軸加工との比較事例を用いて加工精度や加工時間など、特性の違いをご紹介する。 また、工具に関わる剛性、加工点、ツールパスなどの技術データや5軸加工向けエンドミルについて一例をご紹介する。
第4セッション 『5軸制御MC向け焼きばめツーリングの有効活用』 株式会社MSTコーポレーション 開発営業グループ グループサブマネージャー 吉冨 達也 氏 5軸制御MCに適したツーリング選定及び活用方法を剛性、精度の側面からご紹介する。特に、ワーク、冶具との干渉を回避しながら刃物の突出し長さを最短設定できる焼きばめホルダのメリットをご紹介する。
第5セッション 『ワールドテクノロジーセンタ・ショールームにて実機実演とサンプル紹介』 ヤマザキマザック株式会社 担当者
第6セッション 『質疑応答』 |
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会場 | ヤマザキマザック株式会社 ワールドテクノロジーセンター (〒505-0005 岐阜県美濃加茂市蜂屋町中蜂屋山崎333 TEL:0574-28-2510)
※詳細はこちらをご参照ください。 →→→https://www.mazak.jp/support-bases/technology-centers/ ※お車でのご来場の場合は、事前に事務局までご連絡をお願い致します。 |
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主催 | インターモールド振興会 | ||||||||||||||
受講対象 | 既に金型加工・部品加工・成形加工および関連業務に携わっている方で、更に技術や知識を身につけ、レベルアップを図りたいとお考えの方や開発のヒントを得たいとお考えの中級以上の方を主として対象とします。 ※誠に勝手ではございますが本セミナーについては、株式会社ヤマザキマザック様やそのグループ企業の競合企業関係者、または企業に所属されていない個人様の受講をお断りさせていただく場合がございます。また、お申込みいただいた皆様について、当事務局にて事前に受講可否を確認させて戴きますが、上記以外についても都合により受講不可となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。受講申込の完了は受講票が発行された時点といたします。 |
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受講料 |
*テキストまたは資料付き *ネット会員価格はインターモールド振興会ネット会員に適用されます。 |
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最少催行人数 | 20 | ||||||||||||||
申込締切日 | 2019年02月04日(月) ※但し、満席になり次第締め切ります。 |
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受講料のお支払い |
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ご注意 |
【受講キャンセル規定】 ①受講申込後、やむを得ない事由により、受講者の都合が悪くなった場合には、代理の方のご参加をお願い申し上げます。ただし、受講制限のあるセミナーの場合は代理受講の可否を確認致します。 ②セミナーの参加をキャンセルされる場合には、事務局までご連絡(電話、FAX、email)をお願いいたします。なお、キャンセルのご連絡日時により、原則として、次のキャンセル料をご負担いただきます。事務局が休業日の場合は、FAXまたはemailにてご連絡ください。 《受講キャンセル料について》 受講申込手続き完了後~受講申込締切日→→→受講料の25% 受講申込締切日の翌日~3日前のキャンセル→→→受講料の50% セミナー開催日の2日前~前日のキャンセル→→→受講料の75% 当日キャンセルの場合→→→受講料の100% |
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お申込先・お問合せ先 | インターモールド振興会 〒540-0008 大阪市中央区大手前1-2-15(株式会社テレビ大阪エクスプロ内) TEL:06-6944-9911 FAX:06-6944-9912 E-mail: |