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インターモールドテクニカルセミナー

セミナーは終了しました。

第81回 インターモールド・テクニカル・セミナー
環境に配慮した生分解プラスチックの最新技術動向

開催日時 2014年03月26日(水) 10:00~16:00
講演内容とプログラム

世界的な取り組みが行われている環境問題で、日常生活で最も多く用いられているプラスチック製品のほとんどは、材料が石油由来のため燃焼廃棄する際のCO2発生が問題視され、その対策が急務になっております。 原材料が植物由来のバイオプラスチックは、地球環境保護対策の先陣を走る実用的素材として世界で認知され、各分野で応用製品の開発が進んでいます。 2016年までの素材需要成長率は年率34%程度と極めて高い伸びが予測されています。 バイオプラスチックの製品化は、欧米で急速な展開が見受けられ、日本以外のアジア地域ではタイにおける政府主導の展開がすでに行われ、世界的な拡がりを見せております。 一方で、バイオプラスチックによる成形は、従来の石油由来プラスチックと異なった難しさがあり、新たな型、および成形技術が必要です。  日本のバイオプラスチック素材、型技術、および成形技術は世界のトップレベルにあり、欧米の関連企業からもその動向が注目されております。 本セミナーは、この分野の実践的な知見を有する方々を講師としてお招きし、材料、型設計、型技術、射出成形など、バイオプラスチックのすべてがご理解できるよう解説します。              今後は、環境に配慮したプラスチック製品、およびリサイクル技術などの開発は不可避であり、そのための取り組みは急務、かつ新たな需要に対応した企業戦略を考える上で、示唆に富んだセミナーになるものと考えます。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

【コーディネーター】  

松岡 甫篁氏 (株式会社松岡技術研究所 代表取締役 博士(工学)、技術士(機械))
 

9:30~ 受付
第1セッション
10:00~11:15

「ポリ乳酸とバイオプラスチックの射出成形・金型技術の最新動向」

第2セッション
11:20~12:35

「ポリ乳酸プラスチック素材の特性と製品化事例」

12:35~13:20 昼食・休憩
第3セッション
13:20~14:35

「ウッドプラスチックの超臨界微細発泡射出成形について」

第4セッション
14:45~16:00
「生分解プラスチック用型の最新加工技術」

 

第1セッション

小松 道男氏 (小松技術士事務所 所長) 

①講演テーマ

「ポリ乳酸とバイオプラスチックの射出成形・金型技術の最新動向」

②内容

ポリ乳酸は植物由来・生分解性プラスチックの中で最も商業化が進展している素材です。これまでは米国が主要な素材生産拠点でしたが今後はアジア、ヨーロッパでの生産も計画されいよいよ大量の素材供給が可能になろうとしています。ポリ乳酸には透明グレード、軟質グレード、耐熱グレードなどのバリエーションがあり、それらの専用金型の開発、射出成形には独特のノウハウが必要とされています。また、製品の特性として使い捨て用途かデュラブル用途かでも製品設計や金型開発の留意点が異なってきます。そして材料価格がまだ石油系プラスチックに比較して高価なため、ホットランナーの採用はメリットがあります。

本講演では世界の最先端のポリ乳酸の射出成形技術、金型技術の動向とバイオプラスチック全般の展望について、講師が直接欧米、アジアで調査した情報に基づいてわかりやすい解説を試みます。

第2セッション

小上 明信氏 (ユニチカ株式会社 樹脂営業部 東京エンプラグループ 兼 テラマックグループ)

①講演テーマ

「ポリ乳酸プラスチック素材の特性と製品化事例」

②内容

バイオプラスチックは、自然に還る「生分解性プラスチック」と、自然から生まれた「バイオマスプラスチック」の総称である。ポリ乳酸は、この両方の特性を有する数少ない素材であり、本格的に量産がスタートして15年を迎えようとしている。

本講演では、ポリ乳酸樹脂の特性とこれまでの製品化事例の紹介を中心に、近年登場した新しいバイオプラスチックの動向についても紹介する。

第3セッション

野田 二郎氏 (株式会社ティーエヌ製作所 本社工場 技術部 部長)

①講演テーマ

「WPC超臨界微細発泡射出成形技術・金型技術の開発について」

②内容

ウッドプラスチック(木粉含有樹脂)の射出成形の現状と最新動向、射出成形金型の技術的ポイントについて解説します。また、超臨界微細発泡射出成形技術を応用した事例、金型の開発上の留意点等を紹介します。バイオプラスチックの中でも比較的成長度の高いウッドプラスチックの現状をわかりやすく説明をします。

第4セッション

松岡 甫篁氏 (株式会社松岡技術研究所 代表取締役 博士(工学)、技術士(機械))

①講演テーマ

「生分解プラスチック用型の最新加工技術」

②内容

バイオプラスチックは、成形時にガスを発生することが多く、耐食性の高い型材を用いることで難削化する傾向にあり、高効率な切削を指向する上で高度な切削技術が求められております。 本セッションは、型の切削技術について成形部の局面切削を中心に必要なマシニングセンタの条件、エンドミル特性、ツーリング、工具軌跡、切削条件などについて具体的な事例を交え解説し、磨きレス切削を指向する場合に必要な条件についても提案します。

会場

〒108-6105 港区港南2-15-4
 品川インターシティ ホール棟 地下1階 会議室5

※会場へは公共交通機関をご利用の上、ご来場下さい。

主催 インターモールド振興会
受講対象 既に金型加工・部品加工・成形加工および関連業務に携わっている方で、更に技術や知識を身につけ、レベルアップを図りたいとお考えの方や開発のヒントを得たいとお考えの中級以上の方を主として対象とします。
受講料
インターモールド振興会ネット会員 38,850円 (税込)
一般 42,000円 (税込)

*いずれもテキスト・昼食 付き
*ネット会員価格はインターモールド振興会ネット会員に適用されます。
*受講申込時に、同ネット会員登録をした場合は、ネット会員価格が適用されます。
ネット会員のご登録は こちらから(入会金・年会費とも無料)

最少催行人数 20名
申込締切日 2014年03月20日(木)
セミナーは終了しました。
受講料のお支払い
  1. 事務局より請求書を送付致しますので、指定の口座へ受講料をお振込み下さい。
    ※現金書留によるお支払いはお受けできません。
  2. 振込手数料は、受講者でご負担願います。
  3. 受講料は、開催前日までにお支払い下さい。なお、海外からの受講者は、当日現金でお支払い下さい。
  4. 別途、受講票を送付致しますので当日会場にご持参下さい。
ご注意

1. 申込締切日の翌日以降はキャンセルできません。

2. 受講申込者が出席できなくなった場合は、代理の方が受講することも可能です。

その際には、開催前日までに事務局へ宛てご一報頂くとともに代理の方の「部署・役職・お名前」をお知らせ下さい。

3. 受講希望者が少数の場合、開催を延期または中止することがあります。

4. 当日欠席された場合は後日テキストをご送付いたします。受講料の返金はできません。

お申込先・お問合せ先 インターモールド振興会
〒540-0008 大阪市中央区大手前1-2-15(株式会社テレビ大阪エクスプロ内)
TEL:06-6944-9911 FAX:06-6944-9912
E-mail: