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インターモールドテクニカルセミナー
セミナーは終了しました。
第77回 インターモールド・テクニカル・セミナー
進化する高張力鋼板プレス技術の動向と今後
開催日時 | 2013年11月20日(水) 10:00~17:00 | ||||||||||||||||||
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講演内容とプログラム | 自動車の車体軽量化の手段として、高張力鋼板材の活用が取り上げれてきからかなりの年月が経過する中で、高張力鋼板のプレス技術はシミュレーション技術を含め相当技術レベルが向上した。 しかし、980Mpa以上の超高張力鋼板材のプレス加工になるとシミュレーション技術、プレス加工技術だけでは対応が難しく、高張力鋼板自体の材料特性を変えるなどの技術も付加されてようやく実用化が図られているようです。 また、高張力鋼板材の活用法も種々多彩でウルトラハイテン等を用いて高張力鋼板材の厚みを薄くし車体の軽量化を図るとか車体外板に高張力鋼板と鋼板をミックスして適用するなど新たな動きも始まっています。このため、高張力鋼板材自体材料強度が上がることに対するプレス技術開発は勿論のこと材料特性、機械強度・精度などにも注目してプレス加工性を向上させる必要が生じてきています。 本テクニカルセミナーでは、最近の高張力鋼板材の自動車への適用状況を主に高強度化が進む高張力鋼板材のプレス加工技術を支援する新たな技術について開発に携わっている方々に講演をお願いすることにしました。 多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【コーディネーター】 東京工科大学 名誉教授 福井 雅彦 先生
第1セッション 吉田 総仁氏 (広島大学 大学院工学研究科長・教授) ①講演テーマ 「ハイテンの材料特性と最新の成形技術」 ②内容 冷間成形用ハイテンの強度は高くなってきており,1180MPaレベルの成形も行われるようになっている。 そこで,ハイテンの材料特性とそれが成形性(スプリングバック,割れなど)に及ぼす影響について解説する。 また,スプリングバックの抑制技術,成形限界の予測,高精度CAEなどの最新の技術を紹介する。 第2セッション 野坂 潤一郎氏 (日産自動車株式会社 車両生産技術本部 プレス技術部 型技術センター) ①講演テーマ 「980MPa ハイテンプレス成形型へのPVD処理の適用」 ②内容 近年、自動車に使用する鋼板のハイテン化が進んで絞り成形するプレス部品も高強度化し、980MPaハイテン材も使われるようになってきた。 しかし、高強度ハイテン材をプレス成形すると従来の普通鋼板の成形では経験しなかった現象が発生する例が多い。 第3セッション 前田 真吾氏 (ホンダエンジニアリング株式会社 車体塑型技術部 車体塑型技術ブロック) ①講演テーマ 「車体外板用ハイテンテーラードブランク金型の開発」 ②内容 増々高まる環境問題や商品魅力向上のために、自動車の燃費向上は大きな命題となっている。 自動車車体においては、軽量化による燃費向上を低コストで実現する技術が求められ、そのひとつとしてテーラードブランクがよく知られている。 本講演では、軽自動車のサイドパネルアウタに新たに適用したテーラードブランク技術に関する、高張力鋼板(ハイテン)と軟鋼板の一体成形や接合線の見栄え向上などの最新の加工プロセス及び金型技術の開発事例の紹介と、テーラードブランク技術の次世代への進化やそれに伴う車体構造の進化を考える。 第4セッション 黒住 浩司氏(トヨタ自動車株式会社 プレス生技部 プレス開発室) ①講演テーマ 「自動車部品への高張力鋼板適用技術」 ②内容 衝突安全と環境保護ニーズが高まる中、ボデーの高強度化と軽量化の両立を目的とし高張力鋼板適用部品の拡大およびさらなる高張力化を進めている。 超高張力鋼板ではスプリングバック量の絶対値が非常に大きいため、鋼板の機械的特性レンジが寸法精度に与える影響も大きく、量産適用にあたっては大きな課題である。今回、980MPa級高張力鋼板を用い、工法と部品形状の工夫により形状凍結性のロバスト性拡大に取り組んだ事例を紹介する。 第5セッション 鈴木 貴之氏(アイシン高丘株式会社 塑性生技部 塑性工法改革T) ①講演テーマ 「ホットプレス工法の解説とその適用事例」 ②内容 近年、自動車の衝突安全性向上や車体軽量化を目的としてウルトラハイテン材の採用が進んでいる。 以前に比べ技術レベルは向上しているものの、成形性や寸法精度などウルトラハイテン材を使用するにはまだまだ課題も多い。 一方でそれらの課題を解決するひとつの方法として、高温に加熱した鋼板をプレス成形と同時に焼入れを行うホットプレス工法の採用も年々増加している。 第6セッション 稲積 透氏(JFEスチール株式会社 スチール研究所) ①講演テーマ 「自動車用ハイテンの成形性と適用支援技術」 ②内容 自動車車体の高強度化が進み、最近では980MPa以上のハイテンが構造部品に適用される例も多い。 このようなハイテンの成形においては、延性低下に起因する割れやシワ・スプリングバックのさらなる増大に注意が必要である。 これに対して、プレス成形の様式に応じて特性の異なるハイテンが開発されている。 また、CAEを用いて予め有効な対策を検討し部品形状や金型に反映することも可能になってきた。 ハイテン適用を支援する材料と利用・加工技術を紹介する。 |
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会場 | 東京国際フォーラム ガラス棟会議室 G610 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5番1号 TEL:03-5221-9000 ※会場へは公共交通機関をご利用の上、ご来場下さい。 |
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主催 | インターモールド振興会 | ||||||||||||||||||
受講対象 | 既に金型加工・部品加工・成形加工および関連業務に携わっている方で、更に技術や知識を身につけ、レベルアップを図りたいとお考えの方や開発のヒントを得たいとお考えの中級以上の方を主として対象とします。 | ||||||||||||||||||
受講料 |
*いずれもテキスト・昼食 付き |
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最少催行人数 | 40名 | ||||||||||||||||||
申込締切日 | 2013年11月17日(日) セミナーは終了しました。 |
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受講料のお支払い |
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ご注意 | 1. 申込締切日の翌日以降はキャンセルできません。 2. 受講申込者が出席できなくなった場合は、代理の方が受講することも可能です。 その際には、開催前日までに事務局へ宛てご一報頂くとともに代理の方の「部署・役職・お名前」をお知らせ下さい。 3. 受講希望者が少数の場合、開催を延期または中止することがあります。 4. 当日欠席された場合は後日テキストをご送付いたします。受講料の返金はできません。 |
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お申込先・お問合せ先 | インターモールド振興会 〒540-0008 大阪市中央区大手前1-2-15(株式会社テレビ大阪エクスプロ内) TEL:06-6944-9911 FAX:06-6944-9912 E-mail: |