- ホーム
- インターモールドテクニカルセミナー
- 第58回 インターモールド・テクニカルセミナー
インターモールドテクニカルセミナー
セミナーは終了しました。
第58回 インターモールド・テクニカルセミナー
高張力鋼板のプレス技術の現状-自動車部品の軽量化-
開催日時 | 2011年01月28日(金) 10:00~17:30 | ||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
講演内容とプログラム | 最近自動車業界では、燃費向上を狙って車体の軽量化を行うことが大命題になっています。このため、自動車部品に使う材料に着目した開発が盛んに行われています。
第1セッション 「高張力鋼板の材料特性―降伏曲面、SD効果、バウジンガー効果」桑原 利彦氏(東京農工大学 大学院工学研究院先端機械システム部門 教授) 金属板材の二軸応力試験方法および面内反転負荷試験方法について解説します。次に、高張力鋼板などの高強度材料の降伏曲面、バウシンガ効果、ヤング率の塑性ひずみ依存性、SD効果などの塑性変形特性について、講演者の研究室での測定結果や材料モデリングの事例を紹介します。さらに材料モデルの適否が成形シミュレーションの解析精度に及ぼす影響の検証研究例として、スプリングバック、穴広げ、面ひずみ解析の結果を紹介します。 第2セッション 「日産自動車での高張力鋼板材のプレス成形適用への取り組み」濱崎 俊彰氏(日産自動車株式会社 車両技術開発試作部 要素技術開発グループ 主担) CO2排出量削減を目材した自動車車体の軽量化ニーズが高まる中、引張り強度780MPaを超える超ハイテン材を安価なプレス成形工法で車体に適用する需要は非常に高くなっています。本報告では超ハイテンをプレス成形に適用するに当たり問題となる寸法精度の予測技術、および対策技術に焦点を当てて報告します。 第3セッション 「ダイクエンチ工法による自動車部品の軽量化への取り組み」鈴木 貴之氏(アイシン高丘株式会社 生技開発部 塑性開発T) 近年、自動車の衝突安全性向上、軽量化を目的としてボデー部品への高張力鋼板の採用が進んでおり、高温に加熱した鋼板をプレス成形と同時に焼入れを行うことで超高強度プレス部品を得るダイクエンチ(ホットプレス)工法も欧州を始め、日本国内においても拡大しつつあります。弊社で量産を行っているダイクエンチ部品の特性および加工方法を解説すると共に、更なる衝突安全性向上および軽量化に対する取り組みについて紹介します。 第4セッション 「三恵技研工業(株)での高張力鋼板のプレス成形への取組み」仲 正彦氏(三恵技研工業株式会社 安濃工場 生産技術課 主任) スプリングバックなど、ひずみが大きくでるハイテン材の成形において各工程での品質保証を行うことが、製品精度やトライ工数削減に大きく影響します。CAD・CAM・CAE、加工機、プレス機 各工程での取り組みについて紹介します。 第5セッション 「高張力鋼材用のプレス機械」松野 修一氏 (アイダエンジニアリング株式会社 営業技術部DSFグループ 総括マネージャ) 既存トランスファープレス機の前工程に専用プレス機を連結することで成形難易度の高いハイテン部品の安定生産が可能となります。専用プレス機は、可動部の柔軟性と高剛性構造フレーム、NCダイクッション、高速搬送機を装備。荷重が均等に加わるため金型やプレス機の耐久性が向上します。 第6セッション 「鉄鋼メーカから見たプレス成形技術」末廣 正芳氏 (新日本製鐵株式会社 技術開発本部 鉄鋼研究所 加工技術研究開発センター所長) 環境問題に端を発するCO2排出量削減への要求達成にむけ、自動車各社では軽量化に向けた取組みが進められています。自動車には衝突安全性も求められ、これらを同時に満足する手段として高強度鋼板の適用が確実に進んでいます。鋼材を高強度化していくと一般的に成形性が劣化し高強度鋼板適用の障害となります。この点を克服し高強度鋼板の適用拡大を図るための各種プレス成形技術について紹介します。 ※都合によりプログラムを変更することがあります。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
会場 | 笹川記念会館 4階 第2会議室 |
||||||||||||||||||||||||||||||
主催 | インターモールド振興会 | ||||||||||||||||||||||||||||||
受講対象 | 既に金型加工および関連業務に携わっている方で、更に技術や知識を身につけ、レベルアップを図りたいとお考えの方や開発のヒントを得たいとお考えの中級以上の方を主として対象とします。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
受講料 |
*いずれもテキスト・昼食付き |
||||||||||||||||||||||||||||||
最少催行人数 | 10 | ||||||||||||||||||||||||||||||
申込締切日 | 2011年01月24日(月) セミナーは終了しました。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
受講料のお支払い |
|
||||||||||||||||||||||||||||||
ご注意 |
【受講キャンセル規定】 ①受講申込後、やむを得ない事由により、受講者の都合が悪くなった場合には、代理の方のご参加をお願い申し上げます。ただし、受講制限のあるセミナーの場合は代理受講の可否を確認致します。 ②セミナーの参加をキャンセルされる場合には、事務局までご連絡(電話、FAX、email)をお願いいたします。なお、キャンセルのご連絡日時により、原則として、次のキャンセル料をご負担いただきます。事務局が休業日の場合は、FAXまたはemailにてご連絡ください。 《受講キャンセル料について》 受講申込手続き完了後~受講申込締切日→→→受講料の25% 受講申込締切日の翌日~3日前のキャンセル→→→受講料の50% セミナー開催日の2日前~前日のキャンセル→→→受講料の75% 当日キャンセルの場合→→→受講料の100% |
||||||||||||||||||||||||||||||
お申込先・お問合せ先 | インターモールド振興会 〒540-0008 大阪市中央区大手前1-2-15(株式会社テレビ大阪エクスプロ内) TEL:06-6944-9911 FAX:06-6944-9912 E-mail: |
||||||||||||||||||||||||||||||
講演プロフィール | 桑原 利彦(くわばら としひこ)東京農工大学 大学院工学研究院先端機械システム部門 教授 略歴
濱崎 俊彰(はまさき としあき)日産自動車株式会社 車両技術開発試作部 要素技術開発グループ 主担 略歴
鈴木 貴之(すずき たかゆき)アイシン高丘株式会社 生技開発部 塑性開発T 略歴
仲 正彦(なか まさひこ)三恵技研工業株式会社 安濃工場 生産技術課 主任 略歴
松野 修一(まつの しゅういち)アイダエンジニアリング株式会社 営業技術部DSFグループ 総括マネージャ 略歴
末廣 正芳(すえひろ まさよし)新日本製鐵株式会社 技術開発本部 鉄鋼研究所 加工技術研究開発センター所長 略歴
|