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インターモールドテクニカルセミナー

セミナーは終了しました。

第55回 インターモールド・テクニカルセミナー
精密板鍛造の現状と将来(工場見学付き)

開催日時 2010年09月10日(金) 13:00~17:10
講演内容とプログラム

現在、ものづくりの分野では、アジア諸国の目覚ましい技術進歩もあり、低価格化、高付加価値化のため、従来技術、工法の見直しが急激に進んでいます。
プレス加工の分野で最も数多く見られるのが、切削加工で作った部品を鍛造加工で作る工法に置き換えることが行われています。本テクニカル・セミナーでは、部品の生産性を含め部品造りの工法として注目を浴びている精密板鍛造に焦点を絞り、板鍛造の専門家の方々に各種部品の開発事例を講演頂くことに加え、板鍛造で自動車部品の量産を行っている株式会社秦野精密・豊橋工場の生産現場の見学も合わせて行うことにしました。また、工場見学後生産に関する質疑応答も行い精密板鍛造の現状と将来を探ることにします。

12:30~13:00 受付
第1セッション
13:00~14:30
開催のご挨拶:株式会社秦野精密 代表取締役 渕脇 忠夫 氏
第1セッション「自動車用部品の板鍛造の現状」
第2セッション
14:00~15:00
「FBと冷間鍛造の複合加工技術」
15:00~15:10 休憩
第3セッション
15:10~16:10
「板鍛造での精密仕上技術」
第4セッション
16:10~17:10
「株式会社秦野精密・豊橋工場見学及び質疑応答」

第1セッション

「自動車用部品の板鍛造の現状」

中島 将木氏(アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 生技開発部 主席研究員)

自動車業界の世界的な価格、品質などの壮絶な競争の中、その部品には、低コスト、軽量化、高機能などの厳しい要求が課せられている。それらの課題解決の方策として塑性加工分野でも、プレス成型と鍛造とが融合した板鍛造といわれる成型技術が見られるようになってきた。その板鍛造の現状を材料、加工設備、工法、金型の面と部品機能面から見た説明と、その加工事例の紹介をする。

第2セッション

「FBと冷間鍛造の複合加工技術」

渕脇 健二氏(株式会社秦野精密 取締役 技術部長 薩摩工場長)

ファインブランキング(以下FB)は、ギヤ類や、ラッチ類など平滑なせん断面を実現する技術として広く認知されているが、弊社ではFBとツブシや前方押出など冷間鍛造の要素技術を取り入れた金型により製品を生産してきた。製品の複合化、工程数の削減、切削レスに寄与し、高付加価値化を実現してきた弊社の事例を紹介する。

第3セッション

「板鍛造での精密仕上技術」

寺方 泰夫氏 (株式会社寺方工作所 代表取締役)

機械加工からプレス加工への工法転換は簡単にできるものはやりつくした感がある。順送加工でのプレス化の障害となっている かえりなし、破断面なし、ダレ最少、高平面度、高精度切離し、下面に形状を成形、(上下同一アール、テーパー形状)等、機能を持った端面形状が求められている。これらの条件を克服して生産している事例を紹介する。

第4セッション

「株式会社秦野精密・豊橋工場見学及び質疑応答」

主に自動車向けの部品を製造する豊橋工場の見学、主要設備は1600kN~6500kNのFBプレスライン。

※都合によりプログラムを変更することがあります。

会場

株式会社秦野精密・豊橋工場

主催 インターモールド振興会
受講対象 既に金型加工および関連業務に携わっている方で、更に技術や知識を身につけ、レベルアップを図りたいとお考えの方や開発のヒントを得たいとお考えの中級以上の方を主として対象とします。
受講料
インターモールド振興会ネット会員 38,850円 (税込)
一般 42,000円 (税込)

*いずれもテキスト付き
*ネット会員価格はインターモールド振興会ネット会員に適用されます。
*受講申込時に、同ネット会員登録をした場合は、ネット会員価格が適用されます。
ネット会員のご登録は こちらから(入会金・年会費とも無料)

最少催行人数 10
申込締切日 2010年09月07日(火)
セミナーは終了しました。
受講料のお支払い
  1. 事務局より請求書を送付致しますので、指定の口座へ受講料をお振込み下さい。
    ※現金書留によるお支払いはお受けできません。
  2. 振込手数料は、受講者でご負担願います。
  3. 受講料は、開催前日までにお支払い下さい。なお、海外からの受講者は、当日現金でお支払い下さい。
  4. 別途、受講票を送付致しますので当日会場にご持参下さい。
ご注意
  1. 1.申込締切日の翌日以降はキャンセルできません。【受講キャンセル規定】をご参照ください。
  2. 2.受講申込者が出席できなくなった場合は、代理の方が受講することも可能です。
    その際には、開催前日までに事務局へ宛てご一報頂くとともに代理の方の「部署・役職・お名前」をお知らせ下さい。
  3. 3.受講希望者が少数の場合、開催を延期または中止することがあります。
  4. 4.当日欠席された場合は後日テキストをご送付いたします。受講料の返金はできません。
  5. 5.受講対象】の項目にも記述の通り、申込後、受講可否の確認を行います。
    受講可となった方には受講証を発行いたします。
    受講可否については、事務局より後日ご連絡を申し上げます。

【受講キャンセル規定】

①受講申込後、やむを得ない事由により、受講者の都合が悪くなった場合には、代理の方のご参加をお願い申し上げます。ただし、受講制限のあるセミナーの場合は代理受講の可否を確認致します。

②セミナーの参加をキャンセルされる場合には、事務局までご連絡(電話、FAX、email)をお願いいたします。なお、キャンセルのご連絡日時により、原則として、次のキャンセル料をご負担いただきます。事務局が休業日の場合は、FAXまたはemailにてご連絡ください。

《受講キャンセル料について》

受講申込手続き完了後~受講申込締切日→→→受講料の25%

受講申込締切日の翌日~3日前のキャンセル→→→受講料の50%

セミナー開催日の2日前~前日のキャンセル→→→受講料の75%

当日キャンセルの場合→→→受講料の100%

お申込先・お問合せ先 インターモールド振興会
〒540-0008 大阪市中央区大手前1-2-15(株式会社テレビ大阪エクスプロ内)
TEL:06-6944-9911 FAX:06-6944-9912
E-mail:
講演プロフィール
中島 将木(なかじま まさき)

アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 生技開発部 主席研究員

略歴
1983年3月 岐阜大学 精密工学科卒
1983年4月 アイシンワーナー株式会社(現アイシン・エィ・ダブリュ株式会社)入社
板金プレス工程設計、冷間鍛造金型設計、工程設計に従事
渕脇 健二(ふちわき けんじ)

株式会社秦野精密 取締役 技術部長 薩摩工場長

略歴
1996年3月 東海大学 工学部 動力機械工学科卒業
1996年4月 株式会社 秦野精密入社 主にFB金型設計に従事
寺方 泰夫(てらかた やすお)

株式会社寺方工作所 代表取締役

略歴
昭和43年3月 大阪工業高等専門学校  機械工学科卒業
昭和45年3月 金沢工業大学  機械工学科卒業
昭和45年4月 寺方工作所入社  金型設計に従事
【設計した主な製品の金型】
マイクロスイッチ、リミットスイッチ、各種端子、レーザープリンター、ヒス板、ファクシミリカッター、ドットプリンターアマチュア、スプリング、パソコンディスプレイ電子銃

代表取締役に就任後、精密板鍛造の工法開発、立ち上げ指導を行っている。
平成18年4月、日本塑性加工学会に於いて「順送金型による絞り、鍛造加工の方法」で中四国支部技術賞受賞、平成20年7月日本塑性加工学会シンポジウムに於いて、「板鍛造における精密端面仕上技術の事例」発表以後シンポジウム、セミナーにて精密板鍛造の事例を発表している。
月刊素形材7月号「板鍛造の精密加工について」掲載。
平成22年度 戦略的基盤技術高度化支援事業「精密板鍛造の材料歩留りと金型寿命及び金型部品品質向上による低コスト化技術の開発」が採択され、研究開発を実施中。