鍛造加工技術フェア 特別セミナー
自動車産業における鍛造技術の現状と将来の方向性
鍛造技術はこれまでの自動車産業の発展に大変大きな役割を果たしてきた。自動車を取り巻く環境変化による車両構造の変化に対し、スピーディ且つ柔軟に対応してきた鍛造技術は極めて重要な素形材技術であると言える。たとえば、燃費向上のための軽量化ニーズに対しては高強度材料や軽量非鉄金属材料の鍛造技術開発を進め、省エネルギー生産を実現するために切削加工がいらないネットシェイプ技術開発に取り組んできた。また近年は、日本の自動車産業がグローバルに展開していくために、鍛造技術のデジタル化に取り組むと共に従来の重厚長大な鍛造ラインではなくシンプル・スリムな鍛造ラインの開発・実用化も推進してきた。今回の講演では、自動車産業における鍛造技術の現状を踏まえ、これからの自動車構造の変化に対して将来の鍛造技術がどうあるべきかを皆さんと共に考えてみたい。
講師 | トヨタ自動車株式会社 先進技術開発カンパニー 工程改善部 業務革新室長 森下 弘一 氏 |
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日時 | 2018年6月14日(木) 15:00〜16:00 |
会場 | ポートメッセなごや 交流センター 3F 会議ホール |
定員 | 約300名(聴講無料、事前登録制) |
講師
トヨタ自動車株式会社
先進技術開発カンパニー 工程改善部 業務革新室長
森下 弘一 氏