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自動車産業の動向と部品メーカーの対応
~調達グローバル戦略と環境安全技術の追求~
◆はじめに◆
自動車業界は、日本市場の伸び悩みと新興国市場の拡大を受けて、調達のグローバル化を展開。また、技術進化についても、地球規模の環境技術要求と安全技術の追求が使命になっている。これに対応すべく自動車産業の変化が世界規模で展開されている。
◆調達のグローバル戦略◆
国内生産を越えた海外生産の伸びは、新興国市場の発展に伴い更に拡大する傾向にある。今までの海外生産は、先進国への進出の形で展開されていたが、今は新興国での生産拡大が鍵を握っている。新興国で生産を伸ばすには、欧米の自動車産業と同じ土俵、同じ条件での競争に勝たなければならない。その為には、グローバルに通用する部品を調達しなければ、開発や生産の効率が悪くなり、コスト競争力においても優位性が失われていく。完成車メーカーは、これまでの取引に縛られる事無く、グローバルメガサプライヤーからの部品調達や、大胆な共通化を進めて大量に一括調達する戦略を展開している。
◆環境安全技術の追求◆
環境技術の主役は当面ハイブリッド車が占めると思われる。合わせて、法規動向も含めて安全への要求も強く、しばらくは様々な安全技術が各社から発売される傾向にある。環境安全技術共に現在は各社各様で、色々な仕様が開発されているが、これもグローバルスタンダードになる技術競争を迎えようとしている。新しい技術において次世代をリードすべく、各社が標準仕様を提案し、製品規模を拡大するチャンスを伺っている。中小の部品メーカーも自社技術をベースに新技術開発に挑戦し、生き残りをかけた戦いの中にある。
講師 |
一般社団法人日本自動車部品工業会 技術担当顧問 松島 正秀氏 |
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日時 | 2014年4月18日(金) 10:30~12:00 |
会場 | 国際会議ホール |
定員 | 約300名 予定(聴講無料/事前登録制) |
※事前登録者のみの聴講となります。
※当日キャンセルがある場合、当日受付を行う場合があります。